Keyaki Beer Festival

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2025.08.27

新規出店者をご紹介! OUR BREWING編

2024年春、北陸新幹線の福井開業という節目に、地元への想いを込めてオープンした「OUR BREWING(アワーブルーイング)」が、「2025けやきひろば秋のビール祭り」に初出店! ともに福井出身の醸造家である岡田朋大さん、中西竜也氏さんが、地元産の原料を活かした「シンプルに美味しいビール」をつくり上げるブルワリーです。

人生を変えた、オハイオのタップルーム

「OUR BREWING(私たちのビール)」という名前は、つくり手だけのことを指しているのではありません。飲み手や販売店、地域、原料生産者など、ビールに関わるすべての人に『開かれた存在』でありたいという想いがベースです」と、同社の代表を務める岡田さんは言います。

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OUR BREWING代表の岡田朋大さん

岡田さんが「ビールで何かを成し遂げたい」という想いを初めて抱いたのは大学時代、アメリカ・オハイオ州の小さな町に留学していた時のことでした。あるタップルームに入った岡田さんがビールを注文すると、返ってきたのは「どのビール? 種類や味わいがたくさんあるんだよ」という言葉。多彩なビールに囲まれ、地域の人たちと語らいながら過ごした時間が忘れられなかったといいます。

さらに「ビール好きである」という共通点さえあれば、誰でも受け入れられる──。そんなクラフトビールコミュニティが持つ懐の深さも、心に深く刺さりました。

帰国後はIT企業での勤務を経てクラフトビール業界へ転身。全国200以上のブルワリーと関わる「BEST BEER JAPAN」でEC・物流の仕組みを構築しながら、いつかは自らの手で、あのタップルームのような場所を創りたいと夢を温め続けてきたのです。

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ロゴの“泡”の色はグレー。「絵の具のすべての色を混ぜるとグレーになる」といういわれにちなみ、ビールが持つ多様性、および多様性が受け入れられる世界観を表している

クラフトビールとの特別な出会いを提供したい

OUR BREWINGが福井を拠点に選んだ理由には、出身地である地域への想いと、オハイオでの経験で得た、クラフトビールが持つ「つなぐ力」への信頼があります。

「福井は、全国的に見るとクラフトビール文化が定着しているとは言えないエリア。だからこそ、最初の一杯が“特別な出会い”になる可能性がある」と岡田さんは考えています。

福井は、酒米や六条大麦の産地としての歴史が長い土地。その上水質にも恵まれており、酒づくりにも適しています。OUR BREWINGでは地元との関係性を根本から築くことを目的に、手掛けるすべてのビールに福井県産の六条大麦麦芽を一部使用しています。

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福井駅前のビル1階にあるOUR BREWINGの醸造所と、隣接のタップルーム
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醸造所には1000Lの仕込釜、および同量の発酵タンクを7本備える

地元とのつながりは、ビールの原材料だけにとどまりません。「いつかは福井に戻ってビールビジネスがしたい」と研鑽を積んできた岡田さんの想いに、クラフトビールシーンの盛り上がりが合致したタイミングで「ブルワリーを造る人を探している」との話が舞い込みます。福井駅前という立地は、岡田さんが常々考えていた「福井に来る観光客や地域の人々がふらっと立ち寄れる、開かれた場を創りたい」という狙いにピッタリでした。

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タップルームでは地域のブランド豚「福井ポーク」を使ったソーセージなどのおつまみも提供。福井とクラフトビールの魅力を、地元の人・観光客・生産者に発信する

「アメリカン」と「福井」のハイブリッドも

OUR BREWINGのビールづくりのテーマは、香り・味わい・飲み心地のバランスを丁寧に仕上げた「シンプルに美味しいビール」。岡田さんはビール醸造を始めるにあたり、アメリカ・ポートランドのブルワリーを数多く視察し、「ISEKADO」「Black Tide Brewing」などの国内ブルワリーでも醸造技術やビールづくりの方針に大きな刺激を受けました。

ビール祭り会場ではアメリカンスタイルのビールを中心に、日本酒酵母を使った“福井の香り”をのぞかせる一杯も登場します。

■ Hoppy Hour(ホッピーアワー)

クリアな飲み口にホップの香りが立体的に感じられるコールドIPA。グレープフルーツやパッションフルーツを思わせる香りが広がる。苦味は控えめで、クラフトビール初心者にもおすすめできる仕上がり。:アルコール度数:6.5%

■ Magic Flavour(マジックフレーバー)

定番ながらブラッシュアップを重ねるオーツクリームヘイジーIPA。白ぶどうやライチ、ピーチを思わせるトロピカルな香りは華やかで奥行きを感じさせる。オーツ麦と乳糖がもたらすクリーミーな口当たりも魅力。アルコール度数:6.5%

■ Four Dimensions(フォーディメンションズ)

レモングラスやグレープフルーツのような軽やかな香りと、ビスケットのような麦芽の甘味が調和するアメリカンペールエール。口に含むと軽快な苦味が広がり、余韻にはほのかなカラメル感。“もう一杯飲みたくなる”定番ビール。アルコール度数:5.5%

■ Lupulin Rex(ルプリン レックス)

マンゴー、パイナップル、メロンなどの濃密なトロピカルフルーツの香りが、3段階のドライホッピングにより重層的に展開するインペリアルヘイジーIPA。クリーミーな口当たりに反して飲み口は軽い。アルコール度数:8.5%

■ Yellow Dragon(イエロードラゴン)

日本酒酵母を使った、OUR BREWINGならではの“酒ペールエール”。梨や青リンゴ、イチゴのような吟醸香がグラスから立ちのぼり、爽やかでフルーティな香りが鼻をくすぐる。ビールと日本酒の美点を感じさせる新感覚ビール。アルコール度数:5.5%

■ Dino King(ディノ キング)

ライチ、ピンクグレープフルーツ、松脂のような香りが勢いよく立ち上がり、しっかり苦味のあるウエストコーストIPA。味わいはドライで引き締まっており、強い個性と軽やかさを両立した現代的な仕上がり。:アルコール度数:7.0%

誠実で美味しいビールを届けたい!

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OUR BREWINGのスタッフ。右下から時計回りに、岡田さん、髙ヶ内さん、中西さん、高山さん。ブルワーの中西さんは、大阪の「CRAFT BEER BASE」での経験を経てジョインした

岡田さんに、ビールを楽しみに来場する方々へのメッセージをいただきました。

「OUR BERWINGは、地域の方々や飲んでくださる皆さんとのつながりを大切にしています。自分たちが良いと思うものを押しつけるのではなく、一人でも多くの人に届くような、“誠実で美味しい”ビールが目標です。

アメリカンスタイルのビールの中に、福井の魅力がガンガンに詰まっています。けやきひろばビール祭りで多くの方に味わっていただけたらうれしいです。全日ブースにいますので、気軽に声をかけてください!」

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