Keyaki Beer Festival

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2025.08.20

新規出店者をご紹介! NAMACHAん Brewing編

けやきひろば秋のビール祭りに、東京・豊島区の「NAMACHAん Brewing(なまちゃんブルーイング)」が初登場!豊島区内にブルーパブを含む飲食店5店舗を展開するブルワリーです。最大の特徴は、自社製燻製麦芽使用のスモークビールをはじめ、季節の果物をふんだんに使ったフルーツビールなど個性豊かなラインナップ。ビール祭り会場では、自家製の燻製おつまみとのペアリングを楽しめます。

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NAMACHAんBrewingの醸造担当チーム。左から時計回りに、ヘッドブルワーの米澤美里(よねざわ みさと)さん、第4工場の工場長を務める髙 浩嗣(たか ひろつぐ)さん、ブルワーの太田実菜海(おおた みなみ)さん

「ビールをつくりたい!」と直談判

NAMACHAん Brewingの運営元であるSmoke Beer Factoryは、燻製料理とクラフトビールの専門店です。代表の山崎健太(やまざき けんた)さんが、2015年に1号店の東京・要町店を開業。それ以来、東長崎、大塚、椎名町、北池袋など、豊島区内に全6店舗を展開。同店が展開するビールブランドが「NAMACHAん Brewing」です。

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Smoke Beer Factory大塚店の1階カウンター。醸造タンクを見ながら出来立てのビールが楽しめる
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大塚店の2階ではテーブル席を用意する

ヘッドブルワーを務めるのは、「なまちゃん」の愛称で親しまれる米澤美里さん。学生時代、東京・日比谷のビールイベントでドイツ直輸入のピルスナーに出合い、ビールの奥深さと人を笑顔にする力に魅了されたことから醸造家を志しました。

大学時代からSmoke Beer Factory要町店で働いていた米澤さん。「もっといろんな人に、ビールの楽しさや多様性を知ってほしい」──そんな想いが募る中、「自分でビールをつくることこそが、その想いをいちばん伝えられる方法だ」と感じ、オーナーの山崎さんにSmoke Beer Factoryでのビール醸造を直談判しました。

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米澤美里さん。「なまちゃん」の愛称は、いつでもどこでも生ビールを注文するほどの強い生ビール愛から名付けられた

当時は醸造の経験も知識もゼロ。それでも夢をカタチにするために、山梨県の「OUTSIDER BREWING」などで修業を重ね、2018年、大塚に併設された醸造所でいよいよビール造りをスタートしました。こうして誕生したのが、NAMACHAん Brewingです。ブランド名は、米澤さんの愛称“なまちゃん”がそのまま由来になっています。

ブランドの目印は、アートユニット「MAD BARBARIANS」によるポップで可愛らしいイラスト。女性やビール初心者にも手に取りやすく、幅広い層に愛されるブランドへと成長しています。

NAMACHAん Brewing最大の特徴は、自社で麦芽を燻製すること。ビアスタイルに合わせて燻製チップの種類や組み合わせを変え、香ばしさや旨みを自在に調整します。

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ビールに使う麦芽は、自社の燻製工場で細やかな調整をしながら燻製している

中でも看板商品の「なまちゃんのラオホ」は、ドイツ伝統のスモークビールをベースにした深みのある香りとまろやかな味わいが魅力。国内外のコンペティションでも高く評価される人気銘柄です。

その後椎名町店、北池袋店にも醸造所を併設し、3カ所でビール醸造ができる体制に。さらに、今年5月には大塚店の近くに第4工場を新設したことで、生産量が大幅に拡大しました。これにより、店内での提供中心から、樽・缶での外販も本格化しています。

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2024年5月稼働の第4工場。これまで、各醸造所で使っているタンクの容量は300Lで3〜5本の規模だったのに対し、第4工場は1500Lの仕込釜と1500Lの発酵・熟成タンク8本に。カンニングマシンも備える

第4工場の初回仕込み「なまちゃんのラオホ」と、ホップ香るラガー「はじめまして、なまです。」のオンライン販売は、いずれも初日で完売。注目度の高さとブランドの勢いを改めて印象づけました。

自慢の燻製ビールに加え、初仕込みスペシャルビールも

けやきひろばビール祭りでは、人気定番から初挑戦の限定品まで多彩なビールが登場します。特に、欅のウッドチップで燻製した麦芽を使う「けやきスモークIPA」は、今回が初の試みです。

■なまちゃんのラオホ

同社を代表する燻製ビール。ドイツ・バンベルグの製法を踏襲し、ブナのスモークチップで燻製した自家製麦芽を使用。麦芽の甘味と香ばしさ、スモーキーな香りが口いっぱいに広がる。アルコール度数:5.5%

■なまちゃんのオクトーバーフェスト

毎年秋に販売する季節限定ビール。柔らかな麦芽の甘味と穏やかなホップの苦味がしみじみ染み渡る一杯。アルコール度数:6%

■やみつきエール麻婆

青山椒と唐辛子を使った、痺れと辛味がクセになる一杯。まるで“飲む麻婆豆腐”! ひと口飲めば、ビールらしからぬ刺激の虜に。アルコール度数:5.5%

■なまちゃんのトロピカルスムージー

マンゴー、パイナップル、グァバのピューレをふんだんに使ったスムージーサワーエール。甘酸っぱいとろみが新感覚。アルコール度数:4.5%

■けやきスモークIPA

ビール祭りのために、欅のウッドチップで燻製した自家製麦芽を使うスモークIPA。IPAの力強い味わいと燻製香の調和が魅力。なまちゃんも初の試み! アルコール度数:6.5%

会場では「燻製醤油の焼うどん」など、店舗で人気の燻製料理も登場。ビールはもちろん、燻製に関する質問も大歓迎とのこと。双方の魅力を知るきっかけになりそうです。

ちょっと笑えて、ちゃんとおいしいNAMACHAんビール

「見た目やコンセプトはユニークでも、きちんとバランスを整えて美味しく仕上げています!」と米澤さん。初出店への意気込みを聞きました。

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「醸造所の規模を大きくできた今、ようやく全国の方にNAMACHAん Brewingを知っていただけるチャンスが来た! とワクワクしています。その第一歩が、このビール祭りへの参加です。初めて飲む方の記憶に残る一杯を届けたい。皆さん、ぜひ会場で“なまちゃん”を探してください!」

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